はじめに最近、VTuberに注目が集まっていますが、そもそもVライバーとは何でしょうか? この記事では、Vライバーとは何か、なり方やVTuberとの違いを詳しく特集していきます。1章:Vライバーとは①VライバーとはVライバーとは、バーチャルなアバターを使って配信活動を行う人のことを指します。つまり、ネット上で活躍するタレントの一種です。アバターは、自分自身を表すものでなく、キャラクターのようなものであることが一般的で、自分自身のイメージを自由にカスタマイズすることができます。Vライバーは、バーチャル空間を利用した多様なコンテンツを提供しており、配信活動のほかに、ライブイベントやCDリリースなどの様々な活動も行っています。さらに、一部のVライバーは、ゲームのキャラクターとしても登場しているため、ゲームファンからも注目が集まっています。Vライバーの活躍は、エンターテインメント業界だけでなく、社会全体に影響を与えており、今後ますますその存在感を増していくことが予想されます。②Vライバーのなり方Vライバーは後述するVライバー専用のアプリがあり、そのアプリ内で配信する必要があります。また、Vライバーはアバターを通して配信するのでアバターの作成が必須であり、そのアバターの作成方法は2パターンあります。・ライブ配信アプリ内でアバターを作る(初心者向け)Vライバー向けアプリである「REALITY」ではアプリ内でアバターを簡単に作れます。ゲームのようなイメージで、顔(目、鼻、口など)や身体など細かくアバター作りができます。また、REALITYの配信では作ったアバターで配信する際にスマホのインカメラを使って実際の表情や動きをリアルタイムにアバターに反映できます。この技術も高まっており、かなり敏感に配信者の動きを反映するので非常に自然な動きになります。(以前はカクついて動いていた)■参考REALITY(リアリティ)のアバター作成方法https://kyampus.net/blog/audition/0xfIFE9X・2次元イラストをライブ配信アプリにアップしてアバターを作る(中級者向け)Vライバー向けアプリである「IRIAM」では自分が描いたイラストをアプリ内にアップするだけで配信用のアバターに変換できます。自分でイラストを描くのが好きな人には、自分が描いたイラストがアバターになって配信できるので愛着も湧きます。また、自分が描けなくてもイラストレーターさんに依頼することもできます。その場合は必ず使用する権利も買い取るようにしましょう。スキルマーケットのnizimaやココナラで個人のイラストレーターさんに依頼ができるのでお気に入りのイラストレーターさんを探してみて下さい。・Live2D、3Dモデリング(上級者向け)Live2Dや3DのモデリングはPCで専用ツールを使って2次元のイラストを立体的に作る手法です。2次元のイラストを3Dのように作ることでライブ配信でアバターとして使えます。しかし、この技術は一般的には難しく、基本的にはプロに依頼する場合が多いです。■参考Live2Dとは?作り方や使い方を解説!https://kyampus.net/blog/audition/JLcntA7oもしどの手法が自分に合っているか、アバター作りや配信が不安な方はVライバー専門の事務所に相談してみるのがお勧めです。Vライバー事務所「Atoms(アトムス)」では無料相談を実施しております。Vライバーになるにあたり不安なことがある、所属して配信したいなどあれば是非相談してみましょう。※相談や所属など費用が発生することは一切ございません。Atomsに相談相談・所属申し込みはこちら>2章:VTuberとの違いVLiverと似た言葉に「VTuber」という言葉があります。どちらかというとVTuberの方がメジャーな言葉です。これらは明確に異なります。VLiver=バーチャルなライバーVTuber=バーチャルなユーチューバー以下で詳しく解説します。①プラットフォームの違いVライバーは、主にリアルタイムのライブ配信を行うプラットフォームで活動します。イリアムやTwitchやMixerなどのライブストリーミングプラットフォームが挙げられます。一方、VTuberは、主にYouTubeを中心に活動しており、事前に収録した動画をアップして流すのが主流です。②配信スタイルの違いVライバーは、リアルタイムでの視聴者との対話などが重視されます。ライブ配信を通じて、トークやゲーム実況、クリエイティブなどVライバーによっても様々なコンテンツがあります。一方、VTuberは、編集された動画を配信するのがメインで基本的には一方向のコンテンツとなります。その為、動画の企画やキャラクター設定、ストーリー性などコンテンツの作り込みが重要になります。ただし、VTuberもVライバーどちらもライブ配信やYoutube投稿をどちらも行うことがあり、その点に至っては大きな違いはありません。③収入源の違いVライバーとVTuberでは収入源は全く異なります。Vライバーはライブ配信アプリを通して配信で受け取る「投げ銭」を収入としています。投げ銭は配信でのチップのようなもので10円程度の投げ銭から5,000円程度の投げ銭まで様々です。配信アプリによってこの投げ銭は「ギフト」と呼ばれたりアプリによっても異なります。※一部アプリでは時間報酬(時給のようなイメージ)もある場合があります一方、VTuberはYoutubeの動画投稿による広告収入です。投稿した動画の再生数で決まります。動画の再生数はYoutubeにあるかぎりは再生され続けられることもあるので長期的に考えると報酬が発生し続けることもあります。プラットフォーム内の報酬以外にも両者ではファン向けビジネスにより報酬を得ることもあります。【プラットフォーム外の収入】グッズ販売ファンクラブ音源の配信イラスト販売NFTイベントトップVLiver、VTuberの収入源を調べるとプラットフォームでの収入よりも上記のプラットフォーム外収入が多い傾向にあります。これらは自分一人で展開していくことは難しいので事務所のサポートを受けると良いです。3章:Vライバー専門アプリ本章ではVライバーができるライブ配信アプリをご紹介します。アプリ毎にそれぞれ特色が合ったり、1章で解説したアバターの制作方法が異なるので自分に合うアプリを探してみて下さい。①REALITY(リアリティ)RIALITYはスマホゲームで有名なグリー株式会社の子会社である「REALITY株式会社」が運営するライブ配信アプリです。Vライバー専門のアプリでアバターのクオリティやモーション技術が高く、非常に使いやすいことが特徴です。また、アプリ内でアバターを簡単に作れるので"すぐにVLiverデビューしたい" "アバターを作る知識や技術がない"という方に最もおすすめのアプリです。②IRIAM(イリアム)リアルなライブ配信アプリで最大手のPocochaを運営する株式会社DeNAが運営するVライバー向けライブ配信アプリです。毎日400以上のVライバーが配信しており、同ジャンルのライブ配信アプリではトップクラスの人気を誇ります。IRIAMでは自前のイラストをスマホでアップするだけで配信できるので比較的気軽に始められるのが特徴です。イラストを自前で用意できる方にはおすすめのアプリと言えます。③Mirrativ(ミラティブ)Mirrativはゲーム配信をメインとしたライブ配信アプリです。Mirrativでも好みのアバターをカスタマイズ作成してVライバーとして配信ができます。ゲーム実況などメインに配信していきたい方にはおすすめのアプリです。知識や経験は無いがVLiverデビューしたい方=REALITY(リアリティ)自前でイラストを用意できる方=IRIAM(イリアム)ゲーム配信したい=Mirrativ(ミラティブ)4章:Vライバーの今後①Vライバーの市場規模Vライバーの市場は、ここ数年で急速に拡大しています。2021年には、市場規模は前年比98.5%増の100億円を超えると予測されています。この成長率は、世界的なパンデミックの影響を受けたにもかかわらず、Vライバーの需要が高まっていることを示しています。このような市場環境の中で、今後もVライバーは、コンテンツ制作やマーケティングの分野で重要な役割を果たし続けるでしょう。②Vライバーが注目される理由Vライバーが注目される理由の一つに、ユーザーとの距離感が近いことが挙げられます。これは、従来のインフルエンサーやタレントとは異なり、リアルタイムでユーザーと交流することができるためです。また、アバターを使って配信することで、性別や年齢などの制限がなくなるため、幅広い層に受け入れられています。最近では、Vライバー同士のコラボレーションも増えており、ファンを楽しませる新しい試みもされています。③Vライバーの今後の展望Vライバーは、今後も技術の進化によって、よりリアルな表現ができるようになると予想されます。例えば、バーチャルリアリティ技術との組み合わせによって、より没入感のある体験を提供することができるようになるかもしれません。また、海外展開も進んでおり、グローバルな市場での活躍が期待されています。ただし、競合も激化しており、Vライバー自身が常に新しい試みをしていくことが必要とされています。まとめ本記事ではVライバーとVTuberの違いについて解説しました。Vライバー市場は今後更に拡大していくことが予想され、グローバルにも戦える領域のため非常に魅力的なコンテンツだと言えます。Vライバーに少しでも興味がある方はVライバーの事務所に相談してみたり自分で始めてみてはいかがでしょうか。