顧客とのコミュニケーションにLINE公式アカウントを活用していく中で、より効果を出すために検討したいのがLINE公式アカウントのMAツール「L Message(以下よりエルメ)」です。エルメの公式ページでもエルメを使うことで売上UPしたという事例や人件費削減に繋がったという事例が紹介されておりました。今回はそんなエルメについて主な機能、効果を出す方法、料金などについて解説します。エルメとは?エルメとは、株式会社ミショナが提供しているLINE公式アカウントのMA(マーケティングオートメーション)ツールです。MAツールとは顧客に対するマーケティングを自動化させることを指します。エルメの導入により、LINE公式アカウントの効果を最大限に発揮できます。エルメの機能についてエルメでできる機能について解説します。お問い合わせフォームお申し込みやアンケートなどに使えるお問い合わせフォームを作成できる機能です。お名前や電話番号、年齢など入力してほしい情報を設定できます。エルメでは入力してもらった情報を顧客情報として連携できます。<LINE公式アカウント単体だと…>・外部のフォームツールを使用する必要があり、費用がかかったりLINEとの連携ができない場合がある・顧客がお問い合わせFORMを送信してもLINEでは通知されない→顧客に手動でメッセージをもらう必要がある<エルメを使うと…>・顧客がお問い合わせFORM送信後、自動でメッセージ送信できる・1問1答のメッセージ形式でアンケートもとれるステップ配信(シナリオ配信)あらかじめ設定しているメッセージをスケジュールに沿って自動配信する機能です。友達追加1日後に読んでもらいたいメッセージ、1週間後に読んでもらいたいメッセージなどのスケジュールを設定できます。また、設定によっては予約などのアクションをした顧客にのみ配信するステップ配信や男性にだけ配信するステップ配信などの設定も可能です。顧客データ管理友達追加して名前や年齢、住所、電話番号、商品の購入履歴などの項目を管理できる機能です。この機能を活用して、顧客のカテゴライズをする事で興味のある顧客にのみメッセージ配信をできるセグメント配信も可能です。<LINE公式アカウント単体だと…>・エクセルなどに手動で入力をする必要がある・メッセージをもらっていない顧客は把握できない<エルメを使うと…>・友達追加時点やFORMの回答情報などを自動連携できる自動応答(チャットbot)事前に設定したキーワードを友達が送信したら自動で返信する機能です。営業時間やメニュー、アクセス、電話番号などよくある質問の情報を事前に設定しておくとbotが24時間自動で応対してくれます。例えば「こちらの募集の対象年齢は何歳でしょうか?」と質問が来たら「20~35歳までの方が対象です」というような応対ができます。セグメント配信属性やサービスの興味度、登録期間など様々な条件で絞り込んだ友達にのみ配信する機能です。セグメントに合わせてメッセージ配信することで<LINE公式アカウント単体だと…>・性別や年代、居住地、友達期間のみ設定可能<エルメを使うと…>・流入経路ごと(Twitter広告から追加された友達など)・コンバージョンした友達(商品を購入やURLのクリックなど)・お問い合わせFORMやアンケートで特定の回答をした友達など<セグメント配信で得られる効果>・LINEメッセージの開封率が上がる・ブロック数が削減されるリマインド配信友達が予約や面接、イベント開催日などを忘れないように開催前に自動で通知する機能です。リマインドにより、イベントの参加率を上げられたりドタキャン率を下げられます。リッチメニューリッチメニューはLINEのトーク画面下部に表示されるメニューのことです。エルメを使えば自由度の高いデザインのメニューが表示でき、例えばタップする箇所によって反応するアクションも変更できます。予約カレンダー予約の受付日などを設定する事で、友達がカレンダーで空いている日に予約できる機能です。予約の空き状況などをトークのやりとりでする必要がなく効率的に予約を促せます。また、リマインド機能もあり、予約日前日や1週間前など任意のスケジュールで自動リマインドも可能です。エルメの使用で得られる効果エルメを利用することで得られるメリットをご紹介します。配信の効果が大幅に上がるエルメにより顧客情報をカテゴライズして顧客を知ることで配信の効果を上げられます。前述したセグメント配信で顧客の属性・関心度に合った配信をする事で売上などの直接的な効果が実現できます。実際にセグメント配信で的確な配信をする事で、通常配信よりも配信数を少なくしても売上が2倍ほどになった事例もございます。自社の人件費削減や稼働数削減エルメで顧客との対応を自動化する事で、これまでLINE公式アカウントに費やしていた時間を大幅に削減できます。これにより専用のスタッフを採用する必要がなくなったり、自社のリソース確保に貢献できます。実際に当メディアを運営する株式会社KYAM.PUSではLINE対応専門のスタッフをリソースが足りなかった業務に異動してもらう事で、約20万円のコストカットに成功しております。さまざまな外部ツール(Saas)を契約しないで済むエルメではお問い合わせFORMや予約カレンダー、顧客管理ツールなどが全て揃っているので、それぞれを別会社のツールで契約する必要がございません。これにより一貫したオペレーションやコストカットを実現できます。流入経路の把握や対応エルメでは広告やチラシ、友達紹介など様々な経路から追加された経路を把握できます。また、流入経路ごとに挨拶メッセージやステップ配信を変更することで流入経路に合わせた対応も可能です。エルメの料金についてエルメの料金はプランによって異なります。また、LINE公式アカウントMAツールとしては珍しく、0円でも始められるためお試しでのご利用もできます。フリープラン(月間配信数:~1,000通):0円/月スタンダードプラン(月間配信数:無制限):10,780円/月 (※年間一括払い9,720円/月)LINEメッセージの送信数によってプランが異なります。使用できる機能はフリープランでもほとんどの機能が使えますが、スタンダードプランだとLINE公式アカウントから移行する際にデータをそのままコピーできたり流入経路を無制限で設定できる為、おすすめです。まとめエルメはLINE公式アカウントの効果を最大限に高めるMAツールです。LINEを使って売上UPさせたい、顧客対応のコストカットを検討している方には検討すべきツールです。また、エルメは様々な機能を組み合わせることや設定する上で戦略立てることも重要である為、本メディアの記事などを見て参考にして頂ければと思います。