芸能事務所やアイドルグループ、音楽レーベルの立ち上げや運営をする際にオーディションを開催する企業様も多いかと思います。書類審査や面接など主催者様ごとにそれぞれ工程があるかと思います。では実際にこのようなオーディションがどのような流れで行われているか、またどのように自社のオーディションに応募者を集めるかを解説していきます。株式会社KYAM.PUSではオーディション情報を掲載するポータルサイト「オーディションKYAM.PUS」を運営しており、また様々な事務所様のオーディション集客を代行してきました。本記事はそんな弊社のノウハウをまとめた記事になります。1. 一般的なオーディションの流れオーディションとは自分達の集めたい人材を選定する目的で開催します。例えばアイドルグループを結成するにあたり、自分達のコンセプトに沿った人材やスター性のある人材をメンバーにするために開催しております。多くの団体様では立ち上げ時のオーディション開催はもちろんのこと、初期メンバーの脱退やメンバーを増やす目的で2期3期と追加でオーディションすることもございます。一般的にオーディションの流れとしては「書類選考」→「面接」→「最終面接」の3段階で行われる事がありますが、5段階で行うような団体もあれば面接だけで終わらせる団体もあるためそのやり方は様々です。2. 書類選考書類選考はプロフィール情報や写真などの情報で選考する方法です。応募者全員を対面で面接することは相当な労力を要するため、書類選考である程度の人数を絞るのが一般的です。書類選考の手段書類選考に関して、以前は紙の履歴書や指定のエントリーシートを書いてもらい郵送で送ってもらう事が一般的でしたが、最近ではWebを活用した選考が一般的になっており、郵送での主催者様側での手間も削減できます。Webによる選考としてよく活用されるのが「Webフォーム」「メール」「LINE」などが増えてきております。これらのWebによる選考のメリットとして、・主催者、応募者両方の手間が削減される・応募情報をデータ管理できるため選考がスムーズになる・現代においては応募数が増える傾向にある書類選考で書いてもらいたい項目書類選考にあたりどんなことを応募者に提出してもらうか迷われる主催者様もいらっしゃるかと思います。主催者様のジャンルによって異なりますが、下記では一般的に最低限必要な項目を述べます。・合格に対するモチベーションの確認応募しているからと言って、全員がモチベーションが高いとは限りません。実際に様々な事務所を並行して受けている方やよく調べずに受けて来る方も非常に多いです。そこで書類にて「志望動機」や「自身の強み」などフリースペースで記載してもらうことでその方のモチベーションを測れることもあります。・身体情報ビジュアルやスタイルなど主催者様ごとで求める傾向や基準を設定しておく必要があります。例えばファッションモデル募集の主催者様ではランウェイ出演にあたり一定の身長を求めていたり、妹系アイドルグループでは童顔タイプの女性を基準としていたりするため、これらの情報はある程度書類上で選定する必要があります。記載してもらうべき項目としては(バストアップ写真、全身写真、身長、スリーサイズのサイズなど)は必須です。・能力歌唱能力やトーク力、ダンスのレベル、ウォーキング能力など募集コンセプトによって様々ですが、ある程度の能力を応募者様に求める場合はそれらの経験や実績を書いてもらうようにしましょう。また、書類審査時点で録音データや動画データの提出を求める主催者様もいらっしゃいます。3. 面接書類選考の結果、ある程度選定した候補者と対面で面接を行います。面接では実物の印象を確認したり、書類では把握しきれない情報を質問します。ここではコミュニケーションを取ったり、実技のテストをすることもあります。実技テストをする場合はできるだけ事前にテスト内容を公表しておく必要があります。面接の手段面接は会場を用意できる場合はできるだけ対面で行うことをお薦めします。会話や同じ空間にいる応募者の空気感を感じることはオーディションにおいては非常に重要です。しかし、全国からオーディション応募者を集める場合はどうしても現場ではできないこともあるかと思います。その場合はオンラインミーティングツールを使うことも主流となっています。面接の人数が多い場合やより効率的な面接を行いたい場合には非常に有効な手段となります。最近では学校の授業でも採用することも増えているため、応募者様側も慣れているためスムーズに行えます。<無料で使えるオンラインミーティングツール>・Zoomhttps://explore.zoom.us/ja/products/meetings/・Googlehttps://apps.google.com/intl/ja/meet/※人数制限や時間制限によって有料プランに加入の必要がございます。※詳細は各ツールのHPをご覧ください。4. オーディションの応募者を増やすために(集客)オーディションを開催するにあたり、できるだけ多くの方の中から選定したいと思います。しかし、実際にオーディションを開催することを決めても認知されない事には応募者は集まりません。下記ではオーディション開催を多くの方に認知される方法を記載します。①広告一番に思いつくのが広告による宣伝かと思います。ご予算に応じて様々な広告を検討する必要はあるかと思います。最近ではSNS広告(Twitter,Instagram,Tiktok,LINE)での集客の効果が非常に高く、それぞれ100円からでも始められるので広告を検討される方は是非ご検討ください。②オーディションサイト掲載オーディションサイトは全国様々なオーディション情報を掲載するポータルサイトです。オーディションサイトによってはジャンルに特化したサイトもございますし、オーディションを探しているユーザーが集まるため効率よく応募を募れます。【オーディションサイト】■オーディションKYAM.PUS(キャンパス)https://kyampus.net/■narrow(ナロー)https://narrow.jp/■Deview(デビュー)https://deview.co.jp/AuditionTop■オーディションプラスhttps://audition.nerim.info/■exam(イグザム)https://exam.work/各サイトに掲載ページがございます。掲載ご希望の場合はHPからご覧ください。サイトごとに掲載料などかかる場合がございます。当メディアが運営する「オーディションKYAM.PUS」では掲載料完全無料で掲載いただけます。ご希望の方は下記より掲載依頼ください。https://kyampus.net/keisai③SNSでの発信InstagramやTwitterでオーディション情報を取得する方が増えているため、主催者様のSNSアカウントを開設し募集するのも非常に有効な手段になっております。また、すでに立ち上げている場合は所属タレント個人に発信してもらうことで多くの方にリーチが可能です。④応募手段をWebにする特にデジタルネイティブな若い方向けオーディションをする場合はWebでの応募手段を採用すると応募者数アップに繋がります。Google FORMなどのWebフォームを使うことも有効ですが、最近ではLINE公式アカウントを使う主催者様も増えており、LINEが一般的となっている現代においては是非採用いただきたい手段です。当社オーディションサイトでも「LINE応募」がピックアップされるようになっており、当社調べではLINE応募の有無で1.7倍応募者数に差がある事がわかっております。LINE公式アカウントを活用した応募は応募者数が増えるだけではなく、応募者様とのコミュニケーションもLINEでできるため非常にスムーズに対応可能です。またLINE公式アカウントは機能を拡張でき、例えば下記の事ができます。・応募から面接予約までの流れを自動対応・よくある質問を自動返答・応募者リストややり取り(トーク)を一つのツールにまとめられる