STORY長く続いた戦乱の世は終わり、束の間の平和な人の世に艶やかな文化が花開く。桜の森の満開の下、ある仏師の男が不思議な童と出会う。その童は笑いながら男に毒を浴びせ、男は全身に焼け爛れた傷を負う。都では、古来より占術を司っていた一族に新たな長、ヒメミコが誕生する。ヒメミコは自らは古代の女王の生まれ変わりだといい、古代王国の復活を宣言。あろうことか当代の将軍がそれに賛同をし、都を桜の森のあるアスカへと遷都する。焼け爛れた男は将軍に依頼され、ヒメミコの神像を彫ることとなる。戦乱の世に逆戻りしたような騒乱と狂気の中、男は桜の森の満開の下、鑿をふるい続ける。■公演概要■劇場:すみだパークシアター倉S O U2025年10月31日(金)― 11月3日(月祝)※全8回公演予定。A班B班のダブルキャスト制。10月27日(月)仕込み、28日舞台稽古、29日場当たり、30日ゲネプロ■STAFF■芸術監督・演出:鳳あづま/脚本:祭鈴/振付:猿若清三郎(日本舞踊猿若流九世家元) 主催:株式会社呼華【オーディション情報】■募集■フロロ:偉大な先代とは違い、苦労知らずのおぼっちゃま。しかし恐ろしく頭が冴え、残酷な一面も。アナマロ:幕府の役人。長いものに巻かれる性格。カンシワ:仏師の一人。トリの師匠。頑固で一本気トリ:仏師の一人。シラガ:都を守る検非違使。頭の硬い男。カワナ:天才絵師。常に画題を探している。ビッコ:トリにつきまとう女。不気味で正体がしれない。ヤナコ:ヒメミコの奴隷。裏表のある性格。ノリクラ:ヒメミコの奴隷。ヤナコの弟だが、女のふりをしている。アオガサ:成り上がった貴族。プライドが高い。将軍に娘を差し出す。チイサ:アオガサの部下。穏やかに毒を吐く女。他。